レオパが食べない時の対処法を聞きました!
レオパがエサを食べない時の原因や対処法について、2010年から爬虫類、両生類、昆虫の販売を行っているショップオーナーさんに聞きました。
◆レオパの食欲が増す秋
健康なレオパにとって、秋は本能的に食欲が増していく季節です。秋にしっかりと餌を食べて体力をつけてから冬を迎えたい!そう思っていても、季節の変わり目に急に食べなくなる子がいます。
◆レオパが食べなくなる原因は?
季節の変わり目に、気圧や気温の変化を受けて季節拒食が起こり、エサを食べなくなるレオパもいます。
夏には食欲があり餌をパクパク食べていたのに、秋になって急に食べなくなったなら、原因は飼育環境の温度変化かもしれません。ケージ内の温度が夏と比べて5℃以上変わると、レオパの食欲が落ちることがあります。
◆レオパが食べない時の対処法①
寒さが原因の場合、レオパが快適に過ごせる温度管理を行いましょう。
ケージ内に、パネルヒーター設置してください。その際、床全面にヒーター面があると故障などで熱くなりすぎた場合に、レオパの逃げ場がなくなるので、床面の半分くらいがヒーター面になるようにします。パネルヒーターの電源を入れて、ケージの床表面温度を25〜30℃に設定してください。
【レオパ飼育温度の目安】
・幼体:27℃~30℃
・成体:25℃~30℃
飼育環境の温度だけでなく、湿度にも注意が必要です。湿度が30%以下に下がってしまう冬の乾燥した時期には、ウェットシェルターや適度な湿度が保てる加湿器の設置をおすすめします。
◆レオパが食べない時の対処法②
季節拒食の場合は、食べるまで待つ(痩せていない場合のみ)ことも大切ですが、エサを変えてみましょう。
いつも人工餌を食べさせているレオパなら、ペースト状やゲル状のものへ変えてみる。活きイエコオロギを食べさせているレオパなら、ジャイアントミルワームを試してみる。最後の手段としては、ハニーワームでしょうか。
◆レオパの肥満にも注意を
成体のレオパは、餌の食べさせすぎにも注意が必要です。
温度管理が十分にできていると、季節に関係なく食べてくれるレオパもいます。
成長期を過ぎた成体のレオパの場合、食欲のままに好きなだけ餌を食べさせてしまうとレオパの肥満を招き、病気の原因になりかねません。
餌を食べさせすぎて不健康な太りすぎにならないように、レオパの体重の変化を定期的に観察しながら、餌の量や食べさせる頻度を調整しましょう。
◆病気かな?と思ったら
レオパの元気がない、体も尻尾も痩せてきた、食欲がない状態が続くなどの場合は、動物病院で早めに診察を受けましょう。
◆元気に新しい年を迎えよう!
長い夏が終わってから急に寒くなり、気温の変化に驚いているのは人間だけではなく、レオパも同じかもしれません。
秋から冬にかけて健康な食欲がキープできれば、元気な新年につながります。
レオパの快適な飼育環境作りのために、今回の情報を参考にしていただけたら嬉しいです。
レオパが食べない時の対処法などを教えてくださったD.N.Aオーナー様、ありがとうございました!
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